2008年に参加した「市民ミュージカル」の仲間から、
久しぶりに電話があった。
老後のことを考えて、
ケア付きの高齢者住宅を買ったので、
そのうち遊びに来ないか、と。
本題は、
今年もミュージカルに出るから、
見に来てほしいと言うことだった。
あれから8年、
不定期で数回ミュージカルをしていて、
彼女はそれらにも出ていたようだった。
時間もあったので、久しぶりに、見に行くことにした。
送られてきたチケットで、
「無音のレクイエム」という題名を知った。
内容は、
戦時中の人々の過酷で理不尽な生活を、
ほのぼのとした恋の話を絡ませながら
描いている。
筋はすっきりとしていて
分かりやすかった。
出演者の最高年齢は聞きそびれたけれど、
小さな子供から70歳を超えた人達までが、
歌を歌いながら激しい踊りをして、
ミュージカルの一員として
劇中の人になりきっていた。
「素晴らしい!」
ぐっと、胸に来るものがあった。
母が亡くなって以来、
涙腺が弱くなってしまって、
危うくしずくがこぼれそうになってしまった。
8年前の出演者も
日本のあちこちから集まってきていた。
久しぶりの再会だった。
私は戦後生まれだけれど、
なんとなく戦争中の話は何回も聞いて知っているような気がする。
でも、
今の若者は、話さえもあまり知らないのではないかと思える。
そんな、戦争中のことを知らない若者に、
このミュージカルを無料で見せてあげたらいいのに・・・
と、思った次第です。

